国内人気SNSの条件とは
海外のSNSは日本では成功しない
近年、インターフェイスの日本語化やメディアの工作と宣伝のおかげもあり注目を浴びているフェイスブックですが、その人気は早くも陰りを見せはじめている。
映画など大々的な宣伝の効果もあり2011年初頭は爆発的な人気と注目を集めていたフェイスブックも現在のアクセス数は落ち込みつつある。この原因はいったい何なのかと考えた場合思い当たる部分はいくつかあるが、一番の大きな原因は実名登録制という所であると思われる。
そもそも日本人は群衆の中においても周りに流されない独立し完全なる確立された「個」としての存在を強く望む傾向があり、この個とは他人からの干渉・介入を快く思わない場合がほとんどである(つまりプライベートの秘匿)がゆえにフェイスブックなどの海外産SNSでの第三者からの自由な干渉・介入が自由なシステムが受け入れられがたいのである。
日本と海外では見える景色が違う
日本と海外ではSNSの捉え方が違うのも海外のSNSが成功しないひとつの理由になるだろう。
前述した通り日本人の気質とは個としての確立した独自性だが、それに比べて海外の場合は自分自身を中心としてあらゆるものをオープンに外へ外へと向けて繋がりを構成していく「1toX」というオープンソーシャル化が一般的なのである。
このコミュニケーション性質の根本的な違いが日本国内でフェイスブックやマイスペースなどの海外産SNSが浸透しない最大の理由と言えるだろう。では日本で人気のSNSで代表的なmixiはどうだったのか?一言で表すとするならばmixiには限定的な秘匿性があった事がこの大きなヒットとブームをもたらしたと言える。
つまりmixiでは招待制のSNSであることは勿論ながら許可した相手にのみ公開できる機能など限定的な形で匿名を保てる閉じ込め系なクローズドオープンの柔軟性があり「絶対に見せたくない相手には一切見せない」と言うのが最大の魅力である。
まるで気分は秘密結社
非公開である事にたいして価値を見出す事はすなわちSNSの特徴であり根幹的な本質である「インターネットを利用して社会的な関係性の構築」から逸脱しているのではないかと疑問に思われるかもしれないが、この場合のmixiを例題にするならばこの自身でコントロールする事ができる閉じ込め系の秘匿性はあくまで「外部に関しての中身の秘匿」であり本質的にはインターネットを利用しての社会的有意義な関係性の構築は出来上がっているのである。
例えばもし仮にSNS内で親しいグループがあり、構成しているメンバーの実名を知っては居ても実際に会った事がなければソレは相手の事を知らないのと同意であると言えると同時にSNSの本質である「インターネットを利用して社会的な関係性の構築」を満たしている事にほかならない。
つまり日本国内においてSNSの成功に重要な事とは自分自身の意思で秘匿性をある程度コントロールできる事にあるのではないだろうか。